紙・電話に頼る運用からの解放。
都道府県センターが“予約業務のDX化”で実現したスマートな会議室運営

会議室ホール
都道府県センター様 メインビジュアル

都道府県センター

1948年に最初の都道府県会館を取得し財団法人として設立して以来、1999年に3代目となる現都道府県会館が建設され、2018年には現在の形となった公益財団法人都道府県センター。永田町駅直結という抜群の立地を活かし、全国47都道府県や関連団体、省庁をはじめとする公共セクターを中心に、各種会議・研修・式典の場を提供してきました。

松橋さん・菊地さん

都道府県センター 管理部参事 松橋さん

事業部災害共済課主任主事 兼 管理部主任主事 菊地さん

※写真は菊地さん

現在、地上15階建ての都道府県会館では、多様な用途に対応する貸し会議室事業を展開。中〜大規模の会合・イベントにも対応できる豊富な会議室構成と、駅直結のアクセス性、リーズナブルな料金設定が評価され、外部企業にも利用されています。

都道府県センター貸し会議室利用ガイドはこちら

この事例のポイント

課題

紙ベースの運用や、オフラインで自動化されていない予約システムでの管理により、業務負担とコストが増大していた。

  • 基幹システムに組み込まれた旧予約システムでは手作業が多く、予約業務の効率化が進まなかった
  • 見積書・請求書の発行を含めた帳票は、個別での作成が中心となり、職員の業務負担が過多に
  • コロナ禍による会議室稼働率の低下をきっかけに従来のマーケティング手法の見直しが進み、運営のDX化を推進する必要性が高まった
解決

スマート空間予約を導入し、予約システムをオンライン化することで利用者の予約利便性の向上と管理者の運営業務効率化を同時に実現。

  • 会議室に特化した予約システムとして、柔軟な料金設定や外部の請求システム連携に対応
  • 利用者側がオンラインで会議室の空室確認・予約申請・見積書発行等の機能を利用することにより、管理者側のアナログ業務を大幅削減
  • 予約システムに合わせ従来の運用ルールを刷新し、今後の利用促進に貢献

都道府県センターの貸し会議室利用者・利用目的について

都道府県センターの貸し会議室利用者・利用目的について

貸し会議室は普段どのような方が利用されますか?また利用目的はどのような用途が多いですか?

松橋さん/菊地さん: 元々この現建物は、47都道府県の出捐金により建設された背景があり、利用者は大きく47都道府県の自治体を中心とした内部利用者と、中央省庁や一般企業様を中心とした外部利用者に分けられます。都道府県およびその関連団体などによる内部利用者の利用が多い一方で、外部利用者による企業研修などでのご利用も毎年一定数ございます。永田町という利便性の高い立地でありながら、比較的リーズナブルな料金設定が利用者からご好評いただいています。

背景と導入理由

今回、新しくスマート空間予約を導入した背景をお聞かせください。

松橋さん/菊地さん: 元々会議室の予約機能を会館全体の基幹システムの一部として搭載していたため、複雑かつ運用面での効率化が中々進まないことが課題でした。従来のシステムは5年ごとの更新に多額の費用がかかり、財務的な負担となっていたこと、さらに、デジタル化の遅れが顕著で、予約プロセスにおける見積書や請求書の発行などは紙ベースのアナログでの運用に依存しており、職員の業務負担が非常に大きかったことも問題でした。

また、新型コロナウイルスの影響による会議室稼働率の低下も大きな転機となりました。利用者数の減少に加え、従来のマーケティング手法の限界が明らかになり、抜本的なシステム改革の必要性を強く感じたことから新たな予約システムの導入を検討しました。

従来のシステムのコスト負担、運用のDX化推進、マーケティング手法の見直し、と複数の要因が重なっていたんですね。

予約システム選定のポイント

予約システム選定のポイント

続いて、今回スマート空間予約を選定いただいたポイントを伺えますでしょうか。

松橋さん/菊地さん: システム選定において、最終的にスマート空間予約を選択した理由はずばり、”会議室特化の予約システムであるから”です。

特にデザイン性と使いやすさが際立っていた点が大きな魅力でした。従来の予約システムと異なり、直感的に操作できるインターフェースと、利用者が見やすく分かりやすいように整理された会議室情報は、利便性を向上させるものでした。

また、カスタマイズの柔軟性が高いことも魅力です。外部の請求システムとの連携や、当センター特有の料金体系にも柔軟に対応できることを実感しました。

他社のシステムと比較検討した結果、多くの競合予約システムは汎用的で、会議室運営に特化していないケースが多くカスタマイズにも制限があることが難点でした。その中でスマート空間予約は、会議室の詳細な紹介ページ作成、柔軟な料金設定、マーケティング機能の統合など総合的な要望を満たしており、導入に至りました。カスタマイズ開発の協議過程においては、限られた予算にもかかわらず専門性の高いアドバイスと親身になったサポートを提供いただきました。

期待・効果

期待・効果

スマート空間予約導入後、実際にどのような効果を期待されていますか。

松橋さん/菊地さん: スマート空間予約の導入により、多面的な効果を見込んでいます。

まず、最も顕著な成果として挙げられるのが業務効率の向上です。具体的には、利用者自身の操作による空室確認、予約、見積書の発行や予約変更が可能になったことに加え、外部の請求システムとも連携できるようになり、従来の手作業による予約管理や書類作成がなくなり、職員の業務負担が大幅に軽減されました。

コスト面では、システム更新に伴う費用の削減が見込まれ、組織の財務的な負担が軽減されました。また、マーケティングの面では、スマート空間予約の導入により運用ルールを見直すことができ、今後の利用促進に役立てられる点で効果的だと感じます。

従来は時間帯の区切りが午前・午後しかなかったのですが、最低2時間から、1時間単位で利用時間を予約できる運用へと変更されました。こうした料金体系の見直しにより、稼働率の改善にもつながると考えています。

今後の展望

ありがとうございます。最後に、今後の展望についてご教示ください。

松橋さん/菊地さん: 具体的な稼働収入や業務効率化の改善は来年度以降実感できるかと予想していますが、現時点での現場職員の評判はとても良いです。

今回のスマート空間予約導入を契機として、会議室の運用全体を抜本的に見直し、より効率的で利用者にとって使いやすいサービスの提供を目指したいと思います。また、今後業務効率化がさらに進めば、職員のリモートワークを推進するなど新たな働き方を考えるきっかけになるとも考えています。